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ライフセーバーが教える楽しい海での遊び方 心肺蘇生法の手順(ガイドライン2005・成人)

代表挨拶

理事長

ご挨拶

九十九里ライフセービングクラブ(以下「99LSC」)は1994年に創立して以来、千葉を代表するライフセービングクラブとして夏季のパトロール活動を中心にさまざまな活動を行い、水辺の安全整備をしてきました。

環境省の2002年度のとりまとめによれば、2001年度の遊泳人口が約1万人以上の海水浴場と5,000人以上の湖沼・河川水浴場が全国で計832ヶ所あり、多くの方の海浜利用に対する理解や協力のおかげで減少傾向(*)ではありますが、現在も年間数万件(*)の事故や出動事例があります。
(*:日本ライフセービング協会 2009年パトロール統計より参照)

2010年度に99LSCがパトロール活動を行った7市町26海水浴場おいても、以前の事故発生件数に比べ、地域の方の協力や多くの海浜利用者の安全に対する意識の向上、99LSCのライフセービング活動の普及が相まって年々発生件数の減少がみられます。

ここでみなさまが海水浴場で起こる事故でイメージする溺水事故についてお話させていただきます。溺水事故の発生の環境の多くは、行政機関や地域の定めた遊泳期間外・遊泳時間外・遊泳区域外での遊泳、ライフセーバーや監視員のいない場所での遊泳となっており、いずれも海水浴場のルールを知らないことや守らないことが起因となっているようです。

また99LSCが活動する海水浴場においての出動事例数のトップ3は、迷子の対応、クラゲの触手に触れたとみられる炎症の対応、日射病・熱射病の対応となっており、私がライフセービング活動を始めてから、数は減少傾向にあるものの毎年変わらず多く対応しております。迷子、クラゲの触手に触れたとみられる炎症、日射病・熱射病も、場合によっては、生命に関わる事故や症例に繋がる可能性があります。例えば、生命を失うこと場合のある溺水事故(おぼれ)に繋がることもあります。

99LSCとしては、活動する海水浴場において、利用者に海水浴場の利用のルールをお知らせするとともに生命に関わる事故や症例を起こす海水浴場での特殊な要因を除去・整備をし、今後もみなさまの安全、強いては海水浴場利用者の安全に貢献するため、持続的な成長に努めてまいります。

理事長 伊藤隆寛