NPO法人 九十九里ライフセービングクラブ[99LSC]|夏期パトロール 九十九里ライフセービングクラブ・イメージ背景画像

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ライフセーバーが教える楽しい海での遊び方 心肺蘇生法の手順(ガイドライン2005・成人)

夏期パトロール

パトロール

ライフガード

 「ライフセービング」とは「溺れた人を助ける」というイメージが強いようです。それは確かに間違っていませんが、ライフセーバーが常に考えていることは「事故を未然に防ぐ」ということです。溺れている人がいた場合に助けに行くことはもちろんしますが、私たちが考えていることはその様な事態をなくす為にはどの様にしたらよいかを考えながら活動しています。
今回は九十九里ライフセービングクラブにとって最も重要な活動である「夏期パトロール」について紹介します。

【期  間】7〜8月
【場  所】千葉県九十九里を中心に南房総まで千葉県内の海岸
     (※千葉県内全ての海岸ではありません)
【活動内容】監視・救助活動、けが人の応急手当、迷子の世話、ビーチクリーン活動など

監視塔 ビーチパトロール

ビーチパトロール

 「ビーチパトロール」とは砂浜からの海の中・砂浜の状況監視をしていることです。
特に砂浜で多い事は迷子や熱中症になってしまっている方などです。迷子を見つけた際には保護をしますし、具合が悪そうな方には声をかけてどの様な対応をした方が良いかを話します。他にも遊泳区域外の海で遊泳されている方がいれば、遊泳区域への案内などもしています。遊泳区域外は遊泳するには危険な場所も多く、ライフセーバーがいる遊泳区域内で是非ご遊泳ください。
他にも海の中にも気を配りお客さんが楽しく遊べているかなどを見守っています。

 「遊泳区域」とは浜に赤と黄色の2色の旗と旗の間となっています。不明な際にはお気軽にライフセーバーまで声をかけてください。

サーフパトロール

 「サーフパトロール」とは先程のビーチパトロールとは異なり実際に海の中からの監視をしています。
遊泳区域の中であれば安全というわけでもありません。遊泳区域内であっても横向きの流れや沖へと向かう流れがあり、自力では戻ってこられなくなってしまうような流れもあります。海で遊ばれている方が知らず知らずに流されてしまい、危険なポイントに入ってしまわないようにライフセーバーが海に入り、お客さんが楽しく遊べる場所へと誘導することがあります。

 ライフセーバーが海に入っていても赤と黄色のキャップをかぶっていますので、何かありましたらお声がけください。

サーフパトロール アナウンス

アナウンス(放送)

 遊泳時間のご案内のアナウンスや海での注意事項・迷子のご案内・天候の情報など様々なアナウンスもライフセーバーの監視所からお知らせしています。
その他にも環境美化(ゴミの持ち帰り)のご協力のお願いなども促す場合に使用します。

 突然、海の状況が変化した際などもアナウンスにてお知らせしていますので、海に入っている際などなかなか聞こえにくいこともありますが是非、耳を傾けて聞いてください。

ファーストエイド(応急処置)

 海では思わぬ怪我をしてしまうこともあります。
監視所ではその様な怪我をされた方への応急処置も行っています。その際、ライフセーバーは「治療」ではなく「怪我の悪化防止」をしています。自然治癒するような怪我の場合はそのまま帰宅していただけますが、大怪我の場合などは病院に行かれる事をお薦めしたり、場合によっては救急車を要請することもあります。

 夏の海水浴期間では特にクラゲにさされた方や、貝殻で足を切ってしまった方などが多いです。

ファーストエイド レスキュー

レスキュー(救助)

「 レスキュー」とは軽度なものから重度なものまで様々です。謝って遊泳できない場所に入ってしまった方や、元気ではあるものの流れが強く自力で岸には戻れなくなってしまった方を誘導することもありますが、水辺の事故は一刻を争います。

 溺れてしまい意識をなくしてしまった方を救助することもあります。水辺での事故はすぐに呼吸や脈の停止につながり、呼吸停止後4〜5分で蘇生の可能性は急激に低くなります。日本の救難・救急の制度や技術は非常に優れていますが、基本的には通報を受けてから現場に出動するため、公的機関であっても手遅れになる場合が多いのです。
その為ライフセーバーによる現場での監視・救助活動は、事故の防止や救命に非常に有効なもので、全国で毎年約3,000人もの命を救っています。

ビーチクリーン

 ライフセーバーは、自分たちが活動する砂浜や海での環境美化にも努めています。
 砂浜には非常にゴミが多く、ゴミを踏むことにより怪我をされないような環境づくりの為にもビーチクリーン活動をしています。
しかし、ゴミが落ちていることにより環境を汚染することを少しでも防止するためにもビーチクリーンは重要だと考えています。海岸でもゴミで特に多いのがたばこのフィルターで、このフィルターはプラスチックの一種からできており、分解までに1〜5年はかかるとされ、長期間にわたり環境を汚染し続けています。

綺麗な砂浜を維持する為にもゴミの持ち帰りにご協力お願い致します。

ビーチクリーン 助けてサインのご案内

助けてサインのご案内

 助けてサインとは片手を頭の上で大きく左右に振り、ライフセーバーへ助けて欲しい旨を伝えるサインです。
 このサインは自力では岸に戻ってこられないと感じた時や、他にも緊急時に遊泳者からライフセーバーへ伝えるサインです。遊泳時間中などにこの様なサインのご案内を様々な場所にて行っています。他にも紙芝居を使っての海での遊び方のレクチャーを子ども向けに実施したりと様々なご案内をビーチにてしております。

 様々な場所にライフセーバーがおりますので、海にお越しの際にはお気軽にお声がけください。

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