NPO法人 九十九里ライフセービングクラブ[99LSC]|競技会 九十九里ライフセービングクラブ・イメージ背景画像

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ライフセーバーが教える楽しい海での遊び方 心肺蘇生法の手順(ガイドライン2005・成人)

競技会

競技

競技会とは

 ライフセービングには競技会が多数設けられております。ライフセービングは自然と向き合いながら活動をしていますが、時として事故が起こってしまった場合に大きな波や強い潮の流れの中など様々なコンディションの中レスキューをします。それは簡単な事ではなく場合によっては一度に数人が溺れ、救助を繰り返さなければならないケースなどもあります。

 そういったことが起こってしまった場合の為にもライフセーバーは常にトレーニングをしており、レスキュー技術を磨いております。そしてその結果を競い合うことでよりお互いの技術を高めていこうと開催されているのがライフセービング競技会です。

パドルボードレース レスキューチューブレスキューレース

競技の種類

 競技には大きく分けて海での競技・ビーチでの競技・プールでの競技と3種類あります。
これらのライフセービング競技は他のスポーツと異なり、全て共通している目的が「勝つこと」ではなく「最も迅速で確実に溺者を救助すること」という点です。
 ライフセービング競技の中でも有名なビーチフラッグスも同じです。競技者は目標(フラッグ)とは反対側にうつ伏せになり、かかとを揃え両手をあごの下に置いて待機します。そして号砲で飛び起きて20m先の目標を取りに行くという競技です。
この競技の趣旨はビーチにいたときに沖にいる溺者を発見した際、直ちに後方にある救助器材を選んで溺者へ直行するという状況を競技としたものです。
以下ではいくつか代表的な競技を紹介します。

Beach Flags

「ビーチフラッグス」

 ライフセービングの競技の中で最も有名な競技です。
基本的には出場選手よりもフラッグの数が3本少なく設定されています。つまり1回のレースで3名が脱落するシステムとなっています。しかし準決勝、決勝の場合は出場選手よりもフラッグの数が1本少なく設定され、一人づつ脱落していくシステムとなります。
この競技は何回も勝ち進んでいかなければ優勝はできず、1回で白黒つくものではありません。
その為、優勝するには瞬発力だけではなく状況を見極める力と経験など複合的な能力が要求される競技です。

ボードレスキュー

Board Rescue

「ボードレスキュー」

 海で行われる競技の中でも実際のレスキューに近い競技です。
レスキュアー1名と溺者役1名の計2名で競技に挑みます。まず、溺者役がビーチからスタートし、膝の深さより沖合120mに設置してあるブイを目指して泳ぎます。そして自分のチームのブイにたどり着いたらビーチにいるもう一人のチームメンバー(レスキュアー)に合図を送ります。
レスキュアーは合図を確認した後、救助用のボードをを持って沖合にいる溺者役のチームメンバーを救助しに行きます。
2人で沖のブイを回り2人一緒にスタートしたビーチを目指して戻ります。
この競技ではどれだけ早く、沖合にいる溺者をレスキューできるかを競う競技です。

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